センターボール雲台 サファリ1型QR GH1780FQR |
ジッツォ センターボール雲台「センターボール雲台 サファリ1型QR GH1780FQR」
センターボール雲台QR G1178M |
上記2台の雲台をカメラ用の自由雲台として所有している。
サファリの方は3日前に届いたばかりのホヤホヤの品だ。
上記2台を比較とタイトルに書いたが、別に比べるような機種でもないかもしれないが、どちらも共通点が多いので、あえて比較してみる。
その前に共通点とは以下の点。
・ジッツォがセンターボールと呼ぶ、いわゆる自由雲台である
・クイックリリースプレートを採用している
・水準器が着いている
上の2枚の写真から見る通り、サファリタイプの三脚に取り付けた場合、似合うのは圧倒的にサファリGH1780FQRの方。当たり前だが。
クラシックG1178Mは三脚用ではなく、一脚用として購入したものである。
この比較はセンターボール雲台とクラシックセンターボール雲台の違いを見るという感じで捉えて欲しい。
GH1780FQRのロックの機構 |
そもそも、ものとしての造り・質感が両者で異なっている。
当然、サファリGH1780FQRの方が値段も高いので込み入った造りだ。
たとえば右の写真のロック機構。
ロック用の金具が下部に畳まれるようになっているため、カメラと干渉しない独特の設計だ。
GH1780FQRのプレート取り付け部 |
G1178Mのプレート取り付け部 |
クイックリリースなはずが、慣れるまではちょっと手間取る(汗)
クラシックG1178Mの方のプレートの取り外しは単純。
同じ側にロック用のレバーとリリースボタンが並んでおり、すばやく取り外せる。
ロック用のレバーは単純なねじ式だ。
GH1780FQRのボールロックとパンロック |
別の点として、サファリGH1780FQRはボールロックとパンロックが独立して別個にある。
右の写真の手前の大きなダイヤルがボールロックだ。
逆に、クラシックG1178Mはボールロックとパンロックが同一のレバーに割り当てられている。
(クラシックセンターボール雲台のワンサイズ上の機種はそれぞれ独立しているが)
これはどっちがいいと言い切れるものではない。
ロックの数が多いほど多機能・高級ということができるが、同一の場合は一瞬でどちらのロックも外せる利便性がある。
サファリGH1780FQRの裏側 |
また、どちらもセンターボール雲台であるが、動きには大きな差がある。
サファリGH1780FQRはロックを外してもかなり固めのボールの動きだ。
クラシックG1178Mの方はロックを外したら、何の抵抗もなくするするとボールがすべる。
これも、どっちが優れていると言い切れない。
ボールの動きが固めの場合、重めの機材を装着しても、ロックを外した週間に極端に動いてしまうことがない。
ゆっくり微調整を行いやすい固さである。
反対に、抵抗の少ないクラシックG1178Mは当初の目的通り、一脚に取り付けてロックを外したまま撮影するのにぴったりだ。
一脚の雲台は自由雲台でロックをせずに用いるのが多くの人の好む方法である。
ロックをしないことですばやくポジションを見つけることができ、カメラの自重を一脚が支えることで縦方向の手振れを0にすることができるため、一脚の即効性を生かすことができるのだ。
この使い方の場合、つまり一脚に使いたい場合サファリGH1780FQRのような固めのボールでは、即効性が損なわれてしまう。
サファリGH1780FQRはバブルボールを採用 |
またサファリGH1780FQRはバブルボールという、空洞化により軽量化を図ったボールを採用している。
クラシックG1178Mはバブルボールではないので、ボールに刻印がない。
このような違いもあってか、耐荷重が両モデルで異なっている。
サファリGH1780FQR
クラシックG1178Mはバブルボールではない |
耐荷重: 10kg
クラシックG1178M
自重: 0.4kg
耐荷重: 4kg
つまり、 クラシックG1178Mの方が自重が重いのに、耐荷重が半分以下しかないのだ。。
これは大きなちがいである。
ほかにも、 サファリGH1780FQRは水準器が4つもついており、縦撮影でも水準器が利用できたりと機能面ではクラシックを上回っている。
やっぱり クラシックG1178Mは一脚用にしておいてよかった。
三脚はサファリモデルで統一しているので、かっこよく、さらに機能的である。
簡単ではあるが、この比較が参考になればうれしい。
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