これがサファリ フルード雲台GH1720FQ |
この1型フルード雲台の使い勝手は中々よい。
無駄な機能が省かれているので、一眼ムービーを撮るのにちょうどよくパンとティルトができるからだ。
ただ、設計がバードウォッチ用で望遠鏡が主な用途と考えられているのか、スチルカメラを載せて使う上でちょっと不便な点が。
それが「操作レバー」と「クイックシュー固定レバー」の向きである。
後ろから見たGH1720FQ |
ジッツォのエンブレムはフロント側に付いている。
左手側にあるダイアルのようなネジを締める・緩めるの操作で、パンとティルトの両方がいっぺんにロック・解除ができる。
それぞれ独立してロック・解除を行うことはできないが、私にとっては問題がない。
パンもティルトも程よく操作が硬いので、例えばティルト中にパン方向にぶれたりすることがないからだ。
問題なのは、操作レバーが右、クイックシューを固定するレバーの位置も右であること。
“問題”と書いたが、操作レバーの方は大したことではない。
右と左、どっちが使いやすいか好みの問題である。
右にレバーの場合、操作が確実に行いやすそうである。
左手でノブを回してロックを解除し、右手ですばやく鳥を追う。
左手でレンズのズームやピントリングを回す間も、右手がレバーにあれば撮影対象を追い続けることができる。
シャッターを切るときだけ右手をレバーから離すのだ。
この“シャッターを切るときだけ”右手が離れてしまうというのはどうだろう?
例えば「トマリモノ」の撮影ならいいが、「トビモノ」の撮影の場合、右手を操作レバーから離した隙に鳥はどこかへ飛んで行ってしまい、シャッターを押すのが間に合わないだろう。
これが雲台の正面 |
しかし、この雲台のいいところはハンドルを付け替えられること。
裏表を反対に使うこともできるのだ。
この場合、左手で操作レバーを動かし、隙を見てズームなどの操作をする。
右手はシャッターに常に置いておく。
こうなると、主にオートフォーカスで撮影する感じになるだろう。
左手でピントリングを触っている間は対象を追えないからだ。
(まぁ、右手を左に伸ばせばいいんですけどね。)
もしくは、置きピンで。
このハンドルを裏表に付ける方法の利点がもう一つ。
クイックシューの固定レバーが左側に来るのである。
これはカメラにより個体差のある話だが、私の使用しているSONY NEX-5Nはこのレバーが右側にあると、締め上げるとき本体の底面に当たってしまうのである。
レバーが左側であれば、NEX-5Nに干渉することはない。
やはり望遠鏡の設計なのだろうか。
もう一台持っているジッツォのスチルカメラ用雲台のレバーは左側に付いているので。
逆にハンドルを裏表に付ける時の一番の欠点が、エンブレムが前を向かないこと(笑
こんなこと実用主義の道具だから気にするべきではないだろうが、ジッツォを選ぶ人の中に一定の割合でいるであろうかっこつけ屋にとっては重大な問題ではないだろうか??
かくいう私もかっこつけ野郎のため、やはりエンブレムが前を向く設定にしている。
不便でも左手を右に伸ばして操作すればよいのだ!
・・・よいのか??
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