2013年11月21日木曜日

GITZO オーシャントラベラー三脚キット 1型4段 GK1582OT を購入!!

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ジッツオ オーシャントラベラー三脚キット 1型4段 GK1582OT


いやー買ってしまった。
α7フルサイズ・ミラーレスの登場により、カメラ・レンズの購入予定が立たないゆえ、臨時収入をまたも三脚につぎ込んでしまった。

またも愛するGITZOのトラベラーキット三脚だ。
オーシャントラベラー三脚キット 1型4段 GK1582OT
これって、スペックを見る限り、理想の小型カメラ・旅行向け三脚じゃない?

最大の特徴は、オーシャンロックと呼ばれる、三脚の伸縮時に砂や水を巻き込まないようにするパッキンのような仕組みだ。
これが私にとって魅力的だったのは、ウユニの塩湖や南米のビーチなんかでの撮影をしてみたかったから。

ウユニの塩湖は、塩の濃度が半端じゃないから、普通の三脚なら水に漬けるのをためらわれる。
しかし、このオーシャントラベラーなら三脚内部に塩が入り込みにくい構造の上、分解して丸洗いもできる。
しかも1型のトラベラー三脚だから、重さも1.15kgと大変軽量だ。


上記の写真は、箱と内容物の全て。


付属品は非常に充実している

箱の底が上げ底のようになっていて、その部分にスペアパーツやメンテナンス用品などがしっかり入っているのが、オーシャントラベラーならではのポイントだと思う。
ゴムパッキン(Oリング)は種類ごとに4本、各脚用のプラ部品も付属している。
分解洗浄が想定される機材なので、パーツの紛失にも配慮してくれているのだ。
こういう心遣いはうれしい。

ジッツオのエンブレム



ちなみに、やはり丸洗いできるようにするためなのか、本体にシールは張られていない。

GITZOのロゴは、シールで張られる場合もあったと思うのだが、オーシャントラベラーだと右の写真のように、金属パーツに掘り込まれている。

ちなみにもう一本の脚には「CARBON 6X」の文字が刻印されていて、3本目の脚には刻印はない。


また、カーボン部分に型番が刻印されているのも、かっこいい。





センターポールまでオーシャンロックだ

特筆すべきは、センターポールまでオーシャンロックであること。
私がもうひとつ所持している三脚「サファリトラベラー三脚バードキット 2型 GK2520FT」では、脚部の下から2段のみがオーシャンロックで、それ以外の部分はオーシャンロックを採用していなかった。
しかし、このオーシャントラベラーでは、脚部のみならずセンターポールまでオーシャンロックを採用してる。
つまり、三脚を全部、海に浸けてしまうような使用方法も想定されているのだ。



ちなみに、このオーシャンロックのちょっと使い難い点もここで紹介しないとフェアではないだろう。
1点目は、オーシャンロックがあるゆえに、脚の伸縮の際の抵抗がおおきい。
脚のロックを緩めたとき、普通の三脚なら重力によってストンと脚が伸びる。
でも、このオーシャントラベラーでは、ストンと落ちることはない。
自分で脚を伸ばしてあげないといけないのだ。
それ故に、三脚のセッティングにかかる時間が多くなってしまう。
(サファリトラベラーの場合はストンと伸びてくれる。おそらくオーシャントラベラーは1型だが、サファリトラベラーは2型であるため、脚の自重が重いためだろう。)


2点目は、 センターポールがオーシャンロックであるため、水や砂などが入り込まないように、センターポールに溝がないのだ。
普通、ジッツオの三脚はセンターポールに溝があって、回転しないようになっていると思う。
しかし、オーシャントラベラーのセンターポールは、ロックを緩めるとくるくる回すことが出来てしまうのだ。
そのため、高さ調整の際に、カメラの向きまでずれてしまう可能性がある。
なれないと、結構使い難いポイントだと思う。
オーシャンロックというのは、そんな特殊性のある機能だと割り切っておこう。


センターポールのエンド


ついでだが、センターポールのエンドパーツもちゃんと防水仕様だ。

右の写真で見えるだろうか?
ねじ部分にゴムテープが巻かれているので、センターポール内部の空洞に水が入り込まないようになっている。


やはり細やかな気遣いだ。











キットのアルミ製の自由雲台

実はこのオーシャントラベラーGK1582OTは、前モデルGK1581OTの改良型である。
前モデルでは、雲台はステンレス製だったが、本モデルではアルミに改良されている。
一見、ステンレスからアルミでは改悪と思えるが、実のところそうではない。
海辺に住んでいる人はご存知のことと思うが、ステンレスは意外と海風で錆びる。
高級な素材だが、塩には割りと弱いのだ。
(アルミも塩で錆びるけど、ステンレスより強いのではと思う。そして、とても軽い)

そこにジッツオは気付いたのだろう、アルミにすることでさらに海に強くし、しかも軽量化に成功している。


ジッツォの自由雲台には2種類、「センターボール」と「クラシックセンターボール」がある。
センターボールの方は、ロックを緩めてもボールに適度な抵抗がかかっているタイプ。
クラシックセンターボールはロックを緩めると、スカスカになってしまうタイプだ。

オーシャントラベラーの雲台は後者のクラシックセンターボールの方。
つまり、ロックを緩めすぎると、ストンとカメラが倒れてしまう。
これは好みと慣れの問題なのであるが、私は適度に抵抗がある方が好きだったので残念だ。

でも、雲台が小さい割りに安定しているので、NEXで使う分にはさほどは不満のないクオリティである。




1型トラベラー三脚専用ケース 「トラベラーバッグ GC1201T」
 この三脚は旅行用に購入したので、純正のキャリーバッグも購入してみた。
トラベラーバッグ GC1201T


入れてみるとこんな感じ
 さすが、純正だけあってオーシャントラベラーをぴったり収めることが出来る。

このバッグは片面に小物入れのポケット、内部にネームタグなどを入れられるカードホルダーが着いている。
裏面にはキャリー用の肩紐とナスカン、逆側面にはリュックなどに固定するためのベルトループも着いている。

ファスナー部分は止水ファスナーのようなつくりで、防水ではないものの、水を中に入れにくいつくりだ。
開け閉めの際に、ファスナーの金具が本体に当たりそうになるので気を遣うのが、唯一の難点だろうか。





以上、購入してすぐの感想と簡単なレポートをさせていただいた。
さすが、ジッツオのカーボン三脚である。
脚の部分の剛性もかなりしっかりしており、1型の細身の三脚とは思えない安定性だ。
あとは、フィールドにてどれほど活躍してくれるか、そこを試して、またレポートしたい。





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