2012年7月10日火曜日

ジッツォ・サファリ雲台が可愛過ぎる (GH1720FQR & GH1780FQR)

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ジッツォ・サファリ雲台が可愛過ぎる (GH1720FQR & GH1780FQR)
私がジッツォのサファリのバードキットを最初の三脚&雲台に選んだのは、単純に見た目の可愛さもあるのだが、やはりペルーが野鳥の国でもあるからだ。

正確には記憶していないが、確か1800種類以上の鳥がペルーに生息しているとのこと。
マチュピチュには16種類のハチドリがいるそうだし、クスコのすぐそばのマヌー国立公園では野生のインコの群れが見られるそうだ。

アレキパにはコンドルが見られるカニョン・デル・コルカがあるが、クスコのピサックでもコンドルが見られるとのうわさもある。


そう、私がクスコでカメラを始めたら、やがてバード・ウォッチングに行き着くことは目に見えていたのだ!
現在手元にあるEマウントの望遠レンズSEL18200でも、そこそこ楽しく鳥の写真を撮ることができている。
しかも、撮影日とかではなく日常生活で撮影できているのだ。

これが、今後400mmクラス以上のレンズをゲットしたらどうなってしまうだろう?
もう野鳥撮影に病みつきになるにちがいない!!
もっとも、まだバードウォッチングのイロハもわきまえてはいないのだが・・・

そして、バードウォッチングではなくても、ペルーで、とりわけ観光業のはしくれに携わっている身としては、オーシャンロックを備えたトラベラー三脚はトレッキングや遺跡でバツグンの使いやすさを誇る。
なので、これ以上無いくらいの正解のチョイスだったのだ。



さて、上の写真の2台の雲台だが、ちょっとカタログスペックを見比べて、どっちをどういう用途で使えばいいか整理しようと思う。


・2ウェイフルード雲台 サファリ1型 GH1720FQR
シリーズ     1
パンハンドル(本数)     1 number
フロントティルト     +110° / -110° tilt range
色     green color
素材     magnesium
プレートタイプ     quick release - with 1/4-20" and 3/8" screws
パン回転角度     360 degrees
使用時高さ     92.0
自重     0.46 kg
耐荷重     4 kg


・センターボール雲台 サファリ1型QR GH1780FQR
シリーズ     1
ボールロック     yes
素材     magnesium
クイックリリース     yes
プレートタイプ     quick release - with 1/4" screw
パン回転角度     360 degrees
横ティルト     +95° / -13° tilt range
独立式パンロック     yes
ボールフリクション設定     no
使用時高さ     9.5
自重     0.35 kg
耐荷重     10 kg


まず大きさだが、写真で見ても分かるようにセンターボールの方が95mmで、フルードの92mmより若干高いが、重さはセンターボール350gに対しフルードが460gと軽い。
しかし、大きな違いとは感じない。
フルード雲台にはハンドルが付いているからだ。

どちらもシリーズ1のものを購入した。
ちなみにどちらのタイプもシリーズ2の大きいタイプも存在する。
サファリは三脚も雲台もシリーズ1とシリーズ2しかなく、それ以上太いタイプは販売されていない。
おそらくアウトドアで持ち歩くバードウォッチングではシリーズ3以上の重たい雲台の需要がないのだろう。

ちなみにサファリトラベラー三脚バードキット GK2520FT ではシリーズ2のトラベラー三脚に、シリーズ1の雲台という組み合わせで販売されていた。
上下でシリーズが違うが、見た目の違和感はない。


話を戻すが、上の2種の大きな違いは操作性と耐荷重だろう。

操作性では2ウェイフルード雲台のハンドルは素晴らしい。
動きが滑らかでパンもティルトも実に快適だ。
恐らく、トビモノ(飛んでいる鳥、つまり動いている被写体)を撮るのに適しているにちがいない。
これなら手でカメラを構えるよりも確実に被写体を追いかけられる。
パンもティルトも同じノブでロックを解除でき、ハンドルでどちらにも操作できるため、直感的でスピーディに対応できる。
さすが、バードウォッチング用の雲台だ!

しかし、2ウェイフルード雲台の欠点?は耐荷重が4kgと少ないことだ。
私が現在使用しているカメラは小さいNEX-5Nでボディの重量が270gほどだが、もし今後大型のα900クラスの一眼にすれば、ボディの重量は1kg近くなるだろう。
そして、決して手が届かないが、俗にゴーヨンと呼ばれる500m f4の超大口径レンズなんて買ったら、レンズの重さが3kgを超えたりする(らしい)。
そうなると、さすがに耐荷重4kgでは心もとないのだ。




逆にサファリボール雲台の方はというと、未だ上手に使いこなせていない(汗
ボールがロックを緩めても、意外に動きが固いのだ。
しかし、考えてみれば動きがやわらかいと機材が倒れて傷が付いてしまうこともありうるので、ボールの動きが固いのはよいことだ。
ただ、使用しているNEX-5Nのボディが薄いため摩擦が少ないせいか、クイックシューをねじをかなり強く締めて固定してもすぐに動いてしまう。
なので、レンズやカメラをつかんで雲台の位置決めをしていると、いつのまにかクイックシューとカメラがずれていたりすることがある。
これはジッツォのクイックシューのゴムが固めなせいかもしれない。


ボール雲台の利点はやはり、アングルが自在な点だろう。
4つも付いている水準器のおかげもあり、水平を出すのも垂直を出すのも簡単だ。
逆にフルード雲台は水準器が付いていないし、そもそも水平を出すための機能がない。
だから三脚自体を水平にセッティングしないと、水平に撮影することができないのだ。
ただの望遠鏡なら問題ないのだろうが、写真撮影では水平も意識したいところ。。。。

そして、ボール雲台の耐荷重はシリーズ1にして10kg。
これなら、大概の機材はOKだ。


所有しているジッツォ雲台 3兄弟? (GH1720FQR & GH1780FQR & G1178M)


よって、雲台の使い分けは次のように考える。

2ウェイフルード雲台は、現状の機材であればバードウォッチング用、そしてイベントやホームパーティなどのビデオ用に使用する。
(ビデオ撮影時のパンやティルト操作がスムーズに行えるから)
あと、NEXの機能であるスイングパノラマも、ハンドルがあるこちらの雲台の方が行いやすい。


ボール雲台は風景、建物などに使用する。
確実に水平を出したい場合や逆に自在なアングルが必要な場面、マクロ撮影などでもこちらを使用したい。
センターポールを逆さにして、地面の花をマクロで狙うなんてこともボール雲台ならできそうだ。

いずれにしても、可愛くて頼もしいこの雲台たち、これからゴリゴリ使い倒していこう。
ちょっと傷が付いたくらいが格好いいだろうなぁ。




ちなみに、一脚用に購入したG1178Mという雲台は、一脚専用にして、三脚に取り付ける機会はこのままなさそうである・・・







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